新NISAでお金を減らしてしまう人には、共通のパターンがある。才能とか運の問題じゃない。ただ「知らなかった」だけで、同じ落とし穴にハマる。逆に言えば、先に知っておけば、大きな失敗はほとんど避けられる。私が実際に気をつけていることを、いくつか書いておく。
まず一番多いのが、値が下がった時にこわくなって売ってしまうこと。これをやると、損がその場で確定する。でも新NISAは、そもそも10年20年かけて育てるもの。短期の上下は、正直そこまで気にしなくていい。下がった時はむしろ、同じ金額でたくさん買えているとも言える。私は、下がった月ほど「安く仕込めた」と思うようにしている。
次に、始めるのを先延ばしにすること。「今は高い気がするから、もう少し下がってから」と待っているうちに、時間だけが過ぎていく。投資で一番強い味方は、実は時間だ。毎月同じ額を淡々と積み立てていけば、高い時も安い時も自動でならされる。タイミングを狙わないことが、逆に正解になる。
それから、中身をよく理解しないまま、勢いで大きなお金を入れてしまうこと。「なんだか儲かりそう」で飛びつくのが一番あぶない。特に「絶対に増える」といった話は、疑ってかかっていい。自分で中身を説明できないものには、手を出さない。これだけで、変なものを掴むリスクはぐっと減る。
生活費まで投資に回してしまうのも、よくある失敗だ。増やしたい気持ちが先走って、来月使うお金まで入れてしまうと、いざという時に売る羽目になる。投資に回すのは、当分使わないお金だけ。まず生活費の数ヶ月分は現金で確保して、余った分でやる。この順番は、絶対に崩さないほうがいい。
最後に、1年くらいで結果を求めてやめてしまうこと。投資が本当に効いてくるのは、増えた分がさらに増えていく数年後からだ。地味な前半でやめると、一番おいしいところの手前で降りることになる。
失敗の多くは、派手なミスじゃなく、こういう地味な油断から起きる。裏を返せば、慌てず、続けて、余裕資金でやる。この3つを守るだけで、初心者がつまずくポイントは、だいたい越えられる。
※本記事は特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資は元本保証がなく、損失が生じる可能性があります。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。